CREATINE / PRIMARY VIDEO CLAIM
クレアチンはトレーニング日だけ5gでいい?山岸秀匡さんの公式動画をEvidenceで検証
山岸秀匡さんの公式動画にある「1日5g・トレーニング日のみ」という摂取案を、毎日摂取・休息日・筋内クレアチン維持の研究から検証します。
2025年には5gを毎日飲む群と、週3回のトレーニング日だけ5g飲む群を直接比較した予備研究があり、12週間の全体的な反応は似ていました。しかし対象はわずか6人で、同等性を確定できる規模ではありません。筋内クレアチンを高い状態で維持する古典研究と現在のReviewは、少量を継続して摂る考え方をより強く支持します。迷うなら休息日も含め3〜5g/日を継続するのがシンプルです。
発言元の一次動画
確認開始:11:04
動画はClaimの一次確認用です。範囲表示は編集上の確認位置であり、Playerを自動停止しません。
確認日:2026-10-11
役割を分けて考える
| 判断軸 | トレーニング日だけ5g | 毎日3〜5g |
|---|---|---|
| 直接比較 | 2025年の予備研究で全体的に似た反応 | 同じ予備研究の比較対象。優越性は示していない |
| 研究の厚み | 直接Evidenceは現状かなり薄い(n=6の予備結果) | 筋内貯蔵の維持・継続摂取を扱う複数研究あり |
| 休息日 | 飲まないため週の総摂取量はTraining頻度に依存 | Training頻度に関係なく一定の摂取を続けやすい |
| Timing | 「トレ日だからその瞬間に効く」とは扱わない | 運動前後の細かいTimingよりConsistencyを優先 |
| Supp or Skip Decision | すでにこの方法でも「無意味」とは言わない | これから始める・迷うならこちらへCHANGE |
Claim:公式動画は「1日5g・トレーニング日のみ」をおすすめ摂取として示している
山岸秀匡さんの公式YouTubeチャンネルが2026年4月30日に公開したクレアチン解説動画では、公式の章立てで11:04が「おすすめの摂り方:1日5g・トレーニング日のみ」と明記されています。この記事が検証するClaimは、この公式章タイトルです。
ここで大切なのは、章タイトル以上の発言をこちらで作らないことです。動画内の細かな言い回しや例外条件をTranscriptなしに推測せず、「トレーニング日のみ5g」という公式Channel自身の要約が、現在のEvidenceとどこまで整合するかを確認します。
Context:これは「何時に飲むか」より「週に何日飲むか」の話
クレアチンはCaffeineのように、飲んだ直後だけを狙う成分として研究されているわけではありません。主な考え方は、Supplementationによって筋内のCreatine poolを高め、その状態を維持することです。
したがって「運動前か後か」というTiming問題と、「休息日に飲まず週3〜5回だけでよいか」というFrequency問題は分けます。最新Reviewでは運動前後のTimingそのものは長期適応の決定要因ではなく、継続摂取の方が重要と整理されています。
Evidence 1:毎日の少量摂取で筋内Creatineを維持できることは古くから確認されている
1996年の筋Biopsy研究では、20g/日を6日間摂取すると筋内Total creatineが約20%増え、その後2g/日を30日続けると高い状態が維持されました。Supplementを止めた条件では徐々に低下し、約30日後にはSupplement前と差がなくなりました。
同じ研究ではLoadingをせず3g/日を28日続けても、より緩やかに約20%まで筋内Total creatineが増えています。ここから分かるのは、Creatineは「Trainingした日にだけ瞬間的に使う」というより、継続摂取でPoolを作る成分だということです。
Evidence 2:Loading後の維持でも2〜5g/日のDaily doseが使われている
2003年の研究では、5日間のLoading後に0g、2g/日、5g/日へ分けて6週間追跡しました。2g/日と5g/日では筋内Total creatineがLoading後の高い状態に維持され、0g群では低下しました。
これは「休息日を1日抜かしたら効果が消える」ことを意味しません。実際、Creatine storeの低下は数日ではなくもっとゆっくりです。ただ、Daily low-dose maintenanceには直接の筋内濃度データがある、というEvidence量の違いがあります。
Evidence 3:では本当に「トレーニング日だけ」を比べた研究は?
2025年に、5gを毎日摂る方法と、週3回のResistance Trainingをする日だけ5g摂る方法を12週間比較した予備結果が公開されています。対象はTraining経験のある男女6人で、体組成、筋厚、Strengthを測定しました。
研究者は全体として両戦略に似た反応が見られたと結論しています。これは「トレーニング日だけでも可能性はある」という重要な直接Evidenceです。一方で、研究者自身が強く注意している通りn=6で統計Powerが低く、DailyとTraining-days-onlyの同等性を確定するには小さすぎます。
「似ていた」なら毎日飲まなくてもいい?
ここはEvidenceの強さで判断します。Training-days-onlyを直接比較した研究がゼロではなくなったため、「休息日に飲まないとCreatineは効かない」と断言するのも強すぎます。
ただし、Daily maintenanceは筋Biopsyを使った古典研究を含む複数のDataで支えられ、現在のReviewもConsistencyを重視しています。一方、Training-days-onlyの直接比較は現時点では非常に小さな予備Dataです。両者を同じ確度として扱う理由はまだありません。
Timingは気にしなくていい?
2025年のCreatine Reviewは、Resistance Trainingの前後どちらに摂るかで長期のLean massやPerformanceが大きく変わるというEvidenceは支持されておらず、Consistent ingestionの方が重要だとまとめています。
つまり毎日摂る場合も、「Workout後30分以内」など細かな時計のルールを増やす必要はありません。休息日を含め、自分が忘れにくい時間に続ける方が実用的です。
Decision:読者はどうする?
これからCreatineを始める、または「休みの日も飲むべき?」と迷っているなら、Supp or SkipのDecisionはCHANGEです。Creatine monohydrateを3〜5g/日程度、Trainingの有無にかかわらず継続する方法を標準にします。Loadingは必須ではありません。
すでにTraining日だけ5gを摂っていて調子よく運用できている人は、今すぐ「全部無駄だった」と考える必要はありません。2025年の直接比較は、その方法でも効果が出る可能性を支持します。ただしDailyと同等だと断言できる段階ではないため、Evidenceの厚い方へ寄せたいならDailyへ変更する、という判断です。
商品選びでは頻度より先にCreatine monohydrateと1日コストを見る
摂取頻度を決めた後は、製品名やCreator人気ではなく、Creatine monohydrateとして必要量を取りやすいか、1日3〜5gあたりのCostはいくらか、余計な成分が必要かを比較します。
Supp or Skipでは動画の再生数やAffiliate報酬をEvidence評価には使いません。動画はClaimの一次確認、商品比較は価格・配合・条件の比較、と役割を分けます。
確認したEvidence
31人を含む複数Protocol。20g/日×6日で筋Total creatine約20%増。続く2g/日×30日で維持。3g/日×28日でも緩やかに約20%増。
Limitation:Training-days-onlyとの直接比較ではない。筋内Creatine kineticsの研究。
18人。Loading後6週間、2g/日・5g/日は筋内Total creatineを高い状態に維持し、0g/日は低下。
Limitation:休息日にだけ抜くProtocolではなく、Daily maintenance vs zero-doseの比較。
Training経験者6人(女性3・男性3)、週3回RTを12週間。5g Dailyと5g Training-days-onlyを直接比較し、全体としてsimilar responsesを報告。
Limitation:Preliminary n=6で統計Powerが低い。著者自身がsmall sample / low statistical powerへの注意を明記しており、Equivalenceを確定する試験ではない。
現在のLiteratureでは運動前後のTimingは長期RT適応の重要制限因子ではなく、Consistent ingestionがより重要と整理。
Limitation:Narrative review。Training-days-only vs Daily frequencyを直接検証するReviewではない。著者にCreatine/Supplement industry関連COIあり。
女性19人。Loading後5g/日を10週間継続し、筋PCr上昇を維持しながらResistance Training adaptationを検討。
Limitation:Training-days-onlyとの直接比較ではなく、女性のDaily protocol。
一般成人向けLevel A記事です。研究結果は対象集団・期間・摂取条件に依存し、個別の医療判断を置き換えません。